この記事は NZdaisuki さんで連載しているコラムに加筆修正したものです。
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ニュージーランドにはカフェがたくさんあるらしいけど日本のカフェとどんな所が違うの?
移民国家ニュージーランドならではのカフェフードの特徴やメニューについて解説します。彩りがよくて美味しいニュージーランドのカフェご飯を食べたくなること間違いなしです
ニュージーランドのカフェでの注文スタイルは2つ
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カフェに来たけれど、どうやって料理や飲物を注文すればいいの??
ニュージーランドのカフェでの料理や飲み物の注文方法は大きく分けて2つあります。
①テーブルサービス
店員さんが入り口のドアで出迎えてくれてテーブルに案内してくれる or テーブルに座ると店員さんがお水とメニューを持ってきてくれて注文をとってくれます。
比較的大きなカフェに多いです。
②カウンター注文

お店に入ると注文カウンターがあり、壁に飲み物や料理のメニューが書いてあることが多いです。
注文が決まったらカウンターで注文してそのままお会計をするスタイルです。お会計が終わったらテーブルに置く番号を渡されるので、好きなテーブルを選んで料理が出てくるのを待ちます。
小さなカフェでとても一般的です。
【キャビネットフード】ショーケースにある食べ物が美味しいそうだけどメニューにない?

ショーケースに飾ってあるドーナツやキッシュにオーガニックサラダが美味しいそう!
あれ、でもメニューに載ってないけどどういうこと??
カフェにある食べ物は大きくわけて2種類あります。
①キャビネット・フード
エスプレッソマシンの横 or お会計をするカウンター横にあるガラスのショーケースに色とりどりの食べ物たちが飾ってあります。

基本的に焼き菓子やサンドイッチなどカフェのオープン前に焼き上げた食べ物が並んでいます。
温めてすぐ食べれる状態のため比較的素早く提供されます。もちろんお持ち帰り(Take Away:テイクアウェイ)もOKです。
- 主なラインナップとしては
- マフィン / スコーン / クッキー / ケーキ / スライス
- パイ / サンドイッチ / ベーグル / フィロ
上記定番の食べ物が、中の材料が日替わりで提供されるところが多いです。
(例:ステーキパイ→ミートパイ→チキンクリームマッシュルームパイなど)
Sweet と Savory てなぁに?
よくマフィンやスコーンを注文すると、” Sweet or Savory? “ と聞かれます。
Sweet はその名の通り、甘い食べ物。チョコレートマフィンやデイツスコーンなど。
Savoryは「香りのよい」「味のよい」という意味で、辛みがあったり、塩気のあるもののことを指します。 チーズやベーコンが入ったスコーンやマフィンは Savoryテイストです。
パンで言うと「菓子パンと惣菜パンどっち?」みたいな意味合いで考えるとわかりやすいですね!
②キッチン・フード
→シェフがキッチンで注文が入ってから作ってくれる料理(そのままですね…笑)
次はキッチン・フードについて解説します。
【キッチン・フード】どこのカフェも基本一緒のメニューって本当??

ニュージーランドのメニューは日本と違って食べ物の写真が載っていません。
料理の名前と料理に入っている材料がズラッと英語で羅列されているので慣れるまでは英語を読むのに疲れます。
はじめは写真なしのメニューをいろんなカフェで読むのは疲れちゃうなぁ…と思っていたのですが、何個かカフェを周るとあることに気づきます。
- どのカフェもキッチン・フードが一緒じゃないか!
エッグベネディクトがあって、グラノーラや、フレンチトースト、Big Breakfast においては100% どのカフェも有る!
ちなみにまいきーが働くカフェのキッチンメニューはこんな感じ。
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どこのカフェメニューも基本は一緒のものが載っているので日本語でどんなメニューがあるか見てみましょう。
ニュージーランドのカフェで一般的なキッチン・メニュー
Porridge:ポリッジ
- オートミールをミルクで煮込んだお粥。フルーツやはちみつと一緒に食べると美味しいです。
Granola:グラノーラ
- 日本のスーパーでも売っているグラノーラ。旬のフルーツやヨーグルトと提供されることも多いです。
Egg on toast:エッグ オン トースト
- 目玉焼き、スクランブルエッグ、ポーチドエッグなど、お好みに調理された卵とトーストのセットメニュー。とても一般的です。
Creamy mushroom:クリーミー マッシュルーム
- ソテーしたマッシュルームに生クリームを混ぜてクリーミーな味わい。 トーストと一緒に提供されることが多いです
Egg Benedict:エッグベネディクト
- マフィンやトーストの上にポーチドエッグ、さらにクリーミーなオランデーズソースをかけた人気の朝食メニュー!つけあわせにベーコン、スモークサーモンなどが選べるのが一般的です。ベジタリアンオプションでマッシュルームのチョイスもあったりします
Pancake:パンケーキ
- フワッフワ&もっちりパンケーキの上に甘いメイプルシロップや季節の果物をふんだんに散りばめたデザート感覚の一品。ブラックコーヒーと良く合います!
Big Breakfast:ビッグブレークファースト
- ニュージーランドやオーストラリアの朝食と言えばこの “ビックブレッキー”!!お好みの卵料理に、ソーセージ、ベーコン、グリルドトマト、マッシュルームにトーストetc と朝からお腹ペコペコなあなたにもってこいの朝食です!
- 基本の素材はどのカフェも似ていますが、カフェによってソースや調理方法が全く違うので色々なカフェで食べ比べしてみるのも楽しいですね!
Burger:ハンバーガー
- ニュージーランド産のジューシーな牛肉パテを使ったビーフバーガーやサクサクのフライドチキン、じっくり煮込んだ豚肉を挟んだハンバーガーをよくみかけます。チップス(フライドポテト)もついてきてボリュームがあります。
Fish and Chips:フィッシュ アンド チップス
- ニュージーランド料理と言えばこのフィッシュ・アンド・チップス。サクサクに揚がった白身フライとチップスは正直、コーヒーよりビールが進みます笑
GF/VE/V メニューに書いてあるこの暗号って一体何!?

ニュージーランドのカフェに行くと食べ物のメニューの横に書いてある変わった暗号をなんだろうと思った人もきっといるはず…
これは食べ物に【お肉やお魚、乳製品またはグルテン】不使用を表す表記です。
【VG または VE】Vegan (ヴィーガン) 原材料に乳製品・動物性食材を含まない 【V】Vegetarian (ベジタリアン) 肉・魚を原材料に含まない 【DF】dairy free (デイリーフリー) 乳製品を使用していない 【GF】gluten free (グルテンフリー) グルテンを使用していない
グルテンは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種です。
日本ではそれほど目にしたことがないと思いますが、ニュージーランドでは比較的一般的に使われます。
またスーパーマーケットでは、グルテンフリーの食品コーナーが充実していたり、ビーガン、ベジタリアン向けの加工食品の取り扱いも非常に豊富です。
なんでお肉やお魚、乳製品を食べないの?
アレルギーのため乳製品などを食べない人もいますし、お肉がカラダになんだか合わない、宗教上の理由から食べない、動物を食べたら可愛そうという観点からベジタリアンを選択するなど、人によってさまざまです。
ニュージーランドは移民国家でたくさんの国から人々が移住してきています。
住んでいる人たちは宗教も思想もさまざまですが、それを否定したりせずみんながそれぞれの選択、生活をしやすい環境があります。
カフェでもメニューに載っていない、ベジタリアン・ヴィーガンアレンジをしたサンドイッチを作って欲しい等お客様から要望があれば臨機応変に対応してくれるカフェもけっこうあります
ニュージーランドのカフェご飯を楽しもう!
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今回はニュージーランドのカフェFoodについて紹介しました。
普段はコーヒーにフォーカスして生活、情報を発信しているのですが、改めてカフェFoodについて考えると新しい発見ばかり!
日本のカフェとはちょっと変わった文化を知るとカフェでの時間をもっと楽しく過ごせますね。
今回のコラムを通して、ニュージーランドのカフェ文化について興味を持ってもらえたなら嬉しいです。